高専のメリット
「高専ってどんなところ?」「高校と高専とは何が違うの?」「高専に入るとどんなメリットがあるの?」
そんな疑問に答えるのがこのページです。
高専って何?
高専って何だ?皆さんの中にはそう思っている方も多いでしょう。ここでは、高専がどんなところかを簡単に説明します。
高専=技術者育成の学校
高専とは高等専門学校の略称で、未来の技術者(エンジニア)を育てるための学校です。学科5年間の実践教育により、世界に通用する技術を学びます。さらに、専攻科に進学すると2年間より高度な技術を修得できます。
- 技術者(エンジニア)とは?
- 専門的な技術を活かした職業についている人のことです。
技術者の分野はたくさんありますが、その一部を紹介します。 
情報技術者
コンピュータのソフトウェアを開発するプログラマのこの分野です。
バイオ技術者
新しい薬品の開発や、生物化学に関する研究を行ったりする技術者です。
- 高専はなぜ出来た?
- 1950年代半ば、日本は高度成長期の真っ只中でした。その中で、目を見張るような進歩を遂げている最新の科学技術にすぐに対応できる技術者を育てる必要がありました。そこで作られたのがこの高専です。
高校とはココが違う
高専は、高校とは違う様々な特徴を持っています。ここではその違いについて分かりやすく説明します。
高専は5年制
学科卒業後、準学士の称号がもらえます。
- 「準学士」とは?
- 高専を卒業した学生に与えられる称号です。称号とは、その人の能力や地位を表します。以前は短期大学生にも与えられていましたが、今は短期大学士というものに変更されています。一般的には、準学士と短期大学士は同等のレベルとみなされています。
勉強内容は専門的な科目が多い
低学年から専門の基礎を学びます。専門の授業では実験・実習も多く行われています。
自由な時間が取りやすい
大学受験のための勉強をする必要があるませんので自由な時間をたくさん持つことができます。この時間をどのように活用するかはあなた次第です。勉学に励むのもよいし部活動や学生会活動、趣味やボランティアに打ち込むのもよいでしょう。
進む道がたくさん
卒業後、就職・進学(大学もしくは専攻科)を選べる。
下の図は、高専卒業後の進路を図式化したものです。高専には就職する以外に、大学へ進学・編入学できます。この図を見ると、卒業後の進路の幅がとても広いことが分かります。
本校では、卒業生の約50%の学生が進学しており、そのほとんどが本校専攻科と国立大学へ進んでいます。また、 進学者のおよそ半数が推薦入学であり,大変有利に進学できます。
- 「編入学」について
- 高専卒業後(5年卒業時)、大学3年生として大学に編入することが出来ます。編入先は国公私立大学の工学部を中心に理学部、経済学部、文学部など多岐にわたっています。編入学試験は、通常の大学入試と異なり、センター試験もなく、各大学が個別に実施する試験のみで、試験科目も数学、外国語を中心に数科目があるだけです。豊橋技術科学大学や長岡技術科学大学のように学力試験を課さない推薦入試を実施している大学もあります。通常の大学入試と比べてもはるかに負担が軽く、5年間クラブ、ロボコン、ソーラーカーなどの課外活動と勉強を両立しながら志望大学へ進学することが可能です。
就職率が違う
100%の就職率
毎年すべての就職希望者が就職することができます。
高い求人倍率
不況の時代でも鈴鹿高専は常に100%の就職内定率を維持してきました。このように、毎年安定して就職できるのは、高専が社会から高い評価を受け、約20倍以上の高い求人倍率があるからです。大学学部では自由応募制が普通ですが、高専ではほとんどが学校推薦制であるため,たいへん有利に就職活動を進めることができます。
- 「求人倍率」とは?
- 就職を希望する学生一人に対しての求人者数のことです。つまり、一人がいくつの会社を選ぶことが出来るかを表します。たとえば、一人に対して10社あると、求人倍率が10倍になります。
設備が違う
敷地が広い
高校と比べて広大な敷地の中に様々な設備があります。
最先端の実験設備とコンピュータ
高い技術力を身につけるにはよい環境が必要です。高専には、実験室、研究室、実習向上などの設備があり、この恵まれた環境を活かし、実際の現場で通用する技術を身につけることができます。また、プロの技術者である先生方から教わることができます。
寮を完備
規則正しい生活ができます。また、親元を離れて生活することで自立心がつき、集団生活にも慣れます。
高専で何を学ぶの?
高専生がどんな勉強をしているのか興味を持っている方も多いでしょう。ココを読めばそれがよく分かります。
専門の技術・知識
技術者になるために必要な知識・技能を
基礎から学びます。
- 一年時から専門教育を実施します。
- くさび形の教育方式です。
- 卒業時には4年制大学卒業生と同じくらいの能力が身につきます。
- くさび形教育とは?
- 1年生から専門科目を少しずつ増やしていく教育方法です。これによって一般科目と専門科目をバランスよく学び、4年制大学とほぼ同じレベルの専門知識を得ることができます。
色々な学科があり、自分にあった分野を選択できます。
- 機械を設計したり加工したりする技術
- デジタルテレビなど電子機器を作る技術
- ゲームなどのプログラムなどを作る技術
- 地球を守るための環境保全技術
- 新しい薬品や材料を作る技術
最先端の機器で実験を行い、その中で感じた疑問をさらに追求します。
これを繰り返すことで、技術者に大切な論理的思考が身につきます。
5年間の一貫教育の中で、技術に対する倫理感を養います。
世の中の役に立つような技術の使い方を考えられるようになります。
実践的教育
実験・実習
電気回路の制作や測定をする実験や、プログラミングなどを行う実験があります。さまざまな機器の操作方法やレポートの書き方なども学びます。高専では、就職や進学後にも役に立つことをたくさん学ぶことができます。

工場見学
4年生になると工場見学として、電機メーカや自動車メーカーの整備工場などを見学して回る研修を行います。
インターンシップ
夏休みなどを利用して、実際に企業で働く体験をする活動です。インターンシップ先の企業の種類は、中小企業から大手企業までさまざまです。
卒業研究発表会
5年生になると、自分が興味を持ったテーマを決め、1年間かけて研究します。研究した内容は卒業前にたくさんの人の前で発表します。
高専の姿勢
「考える力」を鍛える
高専では暗記中心ではなく、答えを導き出すまでの過程が重視されます。
やる気のある人をさらに伸ばす
ただ授業を受けるという受け身ではなく、自分から進んで調べたり、先生に質問するなど積極的な行動や姿勢が求められます。
生徒ではなく学生
中学や高校とは違い、高専は大学と同じ教育システム(高等教育)ですから、「生徒」ではなく「学生」と呼ばれます。
専攻科について
もっと勉強したい人のための「専攻科」
5年生までに培ってきた研究課題をさらにきわめたいと考える具体的な目的をもった人達が多く専攻科に進んでいます。専攻科は高専を卒業後さらに2年間をかけて幅広い専門知識と研究開発能力などを身につけるための専門教育課程です。本校専攻科には、電子機械工学専攻と応用物質工学専攻があり、修了した人は「学士」という学位を得ることができます。
- 「学士」とは?
- 学位とはその人の学術能力を表します。学位には「学士」「修士」「博士」などがあり、学士は大学を卒業した人に与えられます。
JABEE認定によって、より質の高い教育を
平成16年5月には、JABEE(日本技術者教育認定機構)という国際的な大学レベルの教育を保証する機関の認定を受けて、教育の質をさらに高めています。
- 「JABEE認定」は何がスゴイ?
- この認定は、鈴鹿高専の教育プログラムが世界水準を十分満たし、プログラムを修了した学生が社会の求める世界水準の知識と能力を必ず身につけていることを示す証明になります。さらに国際社会で活躍できる創造的な技術者をめざしている本校の学生にとってJABEE認定教育プログラムを修了することが誇りであるとともに強い追い風となっています。
進学・就職に強い。
最近,専攻科進学の人気が高まっています。これは就職の求人倍率が16.8倍(平成18年度)と学科以上に高くなってきたこと、大学院進学において学力・推薦入試のほかに大学との協定による有利な受験の道が拓けたことが主な理由です。
